【人間的な成長】育休をとってよかった3つのこと【夫婦で育休】

夫婦
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 育休を取得してよかったと思うことはたくさんある。【奥さんの大変さが分かった】とか,【子育ての難しさが分かった】とか,【家事の膨大な量に気付けた】とか,誰にでもいえそうなことだが,わずか数か月の育休で,(しかも夫婦の育休で)簡単に,奥さんの大変さや子育てのすべてが分かるはずはない。そんなことを言ってしまうと,それこそ反感をもたれてしまいそうだ。

 ただ,自分の置かれた状況や環境の中で,【何をするか】【どう生きるか】が一番たいせつだと思っている。仕事をしている時でも,その時なりのベストを尽くす,育休中ならそれなりの環境の中でベストを尽くす,それがたいせつだと思っている。

 そんなぼくが思う【育休をとってよかったと思うこと】を書いていきたい。あくまでの現在,育休7か月経過したぼくの個人的な意見である。

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育児は【自分の課題】を突き付けてくれる

育児とは,子育てとイコールだと考えて,なんとなく時に表記を変えることをご了承いただきたい。

育児に正解はないが,間違いや失敗はある。

本当に,育児ってなんだろう。子育てってなんだろう。よく,育児や子育てに正解はないというけれど,失敗や間違いはたくさんあるなぁと感じる。

反省というか,後悔というか,

育休ぼく
育休ぼく

あんなこと言うんじゃなかった…。こうしておけばよかった…。

そんなことだらけ。自分の一言のせいで,自分の行動のせいで,子どもの人間性というかパーソナリティみたいなものができてしまって,人格形成に深く関わってしまうと考えたら,下手なことは言えないし,できないと思うけれど,ついイライラしてしまったり,叱ってしまったり…そんな毎日である。

自分を成長させてくれる育児

 そうした後悔や反省を積み重ねて,改善しようと思い,少しずつでも変わっていけば,自分が成長するような気がする。

お風呂を嫌がる3歳の娘から学んだこと

たとえば,お風呂を嫌がる3歳の娘に対して,いろいろな方法をとる。しかし,あまり効果がない。すると,自分は娘にお風呂へ気持ちよく入ってもらえるようにあんなに手間暇かけてがんばったのに,イヤイヤと言われる。そうなると,娘に怒ってしまう。

育休ぼく
育休ぼく

はやく入れって言ってるだろうが!!!!!

 早く入ってほしいのは,こっちの都合。早く入ってもらうための努力をしたのも娘には関係のないことだ。相手を見ないと。自分に欠落していたのは,娘をしっかり一人の人間として観ることだった。娘にも娘の都合がある。もっと遊びたいのかもしれない。お風呂で遊べるようにしたらいいのかもしれない。おなかがすいているのかもしれない。お風呂が嫌になってしまった理由を作ったのは親である自分かもしれない。

 自分の都合で子どもを操ろうとしてはいけない。子どもだけではなく,あらゆる人間関係にいえること。人に求めすぎてはいけない。その人の,その時の気持ちや思い,状況のすべてが分からないのに,「どうしてこうしてくれないんだ!」って思ったら,こちらがしんどくなる。関係も悪くなる。

離乳食を食べない0歳の息子から学んだこと

はじめ離乳食をまったく食べてくれない息子に苦労していた奥さん。一生懸命つくっても全然食べてくれない。ぼくも何かしなくてはと思い,離乳食教室に行ったり,ネットで調べたりしながら作った。

育休ぼく
育休ぼく

くっそ!!全然たべてくれない!

食べないのは,何が悪い?あまり考えずに,無理やり食べさせていた。よく考えてみると,今まで,ママの母乳やミルクしか飲んでいなかったのに,いきなり,食べろと言われてもなかなか食べてくれないに決まっている。それなのに,なぜ食べてくれない!と原因をいろいろな面から見ようとしていなかった。

原因はさまざま。単に初めて口に入れられたものをおいしいと思って食べられるのか?自分だったらどうだろう。自分に置き換えて,相手の気持ちになるということが足りなかった。原因は,ひとつではない。味,風味,触感,スプーンの形状,舌触り,座っているイス,周りの環境(ざわざわしているなど気が散る),その時のおなかの状態,体調,気分,気持ち。あらゆることをふまえて考えないといけない。

 効果があったと感じたのは,食べ物に集中させる環境を整えることや,食べるのは楽しいと感じさせることだったが,中でも一番効果があったのは,自分で選び取って,自分でつかんで食べたいということだった。

赤ちゃんにも,意思がある。いろいろな方法を試してうまくいくこと,いかないことたくさんある。でも,原因は一つではないし,自分のやっていることが正しいわけでもない。ネットの情報をすべて鵜呑みにしてもいけない。

果物ははじめはよくないという人もいるけれど,中期くらいになると個人的にはアレルギーのことを考慮しながらだといいと思った。自然の甘さ,素材のうまみ,手づかみで誤飲に気を付けてあげると,食べることに慣れてきて,他のものも食べるようになった。

「その子自身をしっかり見る」その子なりの対応策があるはず。自分の子なんだから。そんなことを学んだ。

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家事は自分を【できる男】にしてくれる

以前,家事ができる人は,仕事もできる説という記事をかいた。くわしくは以下を見ていただきたい。

家事は,仕事をしていると,【やるべきこと】でしかないのだが,育休中だと毎日【やらなければならないこと】になる。毎日のことだ。いかに要領よく効率的に行うかがポイントになる。そして,一つの家事をやっているとき,次の家事はどうやってやろうかと,考えながらやる。手を動かしながら,先のことを見据えるのだ。

さらに,創造的な自分になれる。今あるものからどんな料理を作ろうか,手持ちのものからひとつのものを作り上げる発想,工夫する力が求められる。

逆に,作りたい料理を決めて(つまりゴールを決めて)それに合う具材を探す一般的な料理方法もプログラミング的な詩考慮力を高めてくれる。

当たり前のようにやっていると,料理のあと,いかに自然に子どもたちと風呂に入るか,その前に,食器洗いも済ませてしまおう!あ,洗濯物も取り込んでいなかった!など楽しい毎日を送れるようになる。

家事をすることで,仕事にいかせる能力をついでに身につけてしまうと,復帰したときに進化した男となって職場に貢献できるのではないだろうか。

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夫婦関係は人間力を高めてくれる

夫婦関係とは,人間関係における最小単位だと思う。1対1の関係なので,社会とは呼べないかもしれないが,子どもが最も目にする大人は親である。

今後の人生で,たくさんの人と関わりを持つ子どもたち。どんな人も生きていく上で,人間関係からは逃れらない。

そんな中で,無意識の中で最も参考にする人間関係は,親と親の関係ではないだろうか。無意識に。子どもにとって,親は絶対的な関係である。両親が仲がよければ,夫婦とは仲が良いものなんだと自然と潜在の中に植えつけられるし,仲が悪ければ,そういった人間関係が当たり前だと思うようになる。

良い子に育てたかったら,夫婦は仲良く

中川李枝子『子どもはみんな問題児。』

子どもは人と関わるとき,たぶん無意識的に,家族の関係を模倣する。これはぼくの持論であるので,必ずしもそうであるとはいえないが,親の振る舞いを真似することはよくあるので,そうでないかと思うのだ。

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いかにストレスを減らせるか

ぼくが家族との生活の中でいちばん心がけているは,家族のストレスをいかにできる限り最小にするかということだ。自分のストレスも,奥さんのストレスも,子どものストレスも,家族全体としてのストレスをいかに抑えるか…。それが,良好な夫婦関係につながるし,より良い家庭につながると思っている。

奥さんがストレスをためすぎると,絶対にぼくにも影響する。嫌になってくる。それは言うまでもなく,子どもにも悪い意味で影響してしまう。そう思うから,まずは奥さんにストレスを与えないこと,溜めさせないことが最重要課題である。

それは,顔色をうかがうとか,尻に敷かれるとか,奥さんの言いなりになるということではない。ぼくは,奥さんと対等だと思っている。家事や育児の割合も,50:50だと思っている。これは,自分が奥さんより家事を7割以上やってはじめて実際には5割くらいになるという持論に基づいている。見ていないところで,知らないところで,気が付かないところで奥さんは家事をやってくれているものだから。見えている範囲で,自分のほうが7割以上やっている!と自信をもって言えてはじめて,やっと半々くらいになるというものだ。

そんなこんなで,とにかく,奥さんのストレスを溜めない,もちろん自分のストレスも溜めない,減らすための努力をすることが,子どものため,家族全体のためになるという理論である。

生きているだけでストレスは溜まる。だから,何もしないでいると,どんどん膨れ上がる。減らすための努力をお互いしていかないと減らない。

上記の記事を参考にしてもらいたいが,今思うのは,とにかく相手を思うこと。【ありがとう】を毎日言い合うこと,そのためにしてもらったらうれしいことをしておくこと。

それに尽きる。そう思っていると,それなりの行動をとるようになる。

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育休をとったからこそ

見出しの言葉に続く言葉はどんな言葉であってほしいだろうか。

育休をとったからこそ…子どもとたくさん関われて,奥さんがいなくても一緒に何日も過ごせるくらい関係をつくれた!

育休をとったからこそ…すべての家事ができるようになって,仕事の能力も高まった!

育休をとったからこそ…奥さんと仲良くなって良い家庭になった!

ぼくは残り5か月も育休がある。もっともっと成長して,【育休をとってよかった!】と思いながら,4月には仕事に向かいたい。

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