育休中だからこそ,育休中らしいことをしたい。
何かと考えると,やはり【育児】に関わることだろう。
自分の中でやりたかったのは,仕事をしていてはなかなかできないこと。
子どもとマンツーマンで過ごすこと!
子どもとどっぷりたっぷり一緒に過ごすこと!
パパと子どもの時間
ママは,子どもが生まれてから,ずっと子どもと一緒だ。産むのはママだし,母乳が出るのもママ。
パパは,出産に立ち会えるとはいえ,産後の入院中は会えない。出産後も里帰り出産をしている場合は,1か月ほど一緒に過ごせない場合もある。
ママが産休中や育休中(もしくは専業主婦)である場合,パパは当然仕事をしているし,なかなか満足に子どもとの時間を過ごせない。ママのサポートも思うようにできないのが実態ではないだろうか。
今,33歳で子どもが2人いるが,自分の身の回りの人たち(友人や同僚)も小さな子を育てている子育て世代が多い。
そういった人たちに話を聞くと,さまざまなパターンがある。朝早くに仕事に行って子どもと会えず,夜も仕事から帰るのが遅いので寝顔しか見れないといったパターンもあれば,朝食を食べさせてから出勤して,夕食までには帰ってこられるといった人もいる。もちろん,その間の朝は会えないが,夜は夕食もお風呂も寝かしつけもできる人もいれば,朝だけ会えるという人もいる。
自分の身の回りの友人や知人たちの話を聞いたところによる肌感でいうと,実態としてパパさんはまだまだ子どもと関わる時間を確保できていないように思う。
パパと子どもが過ごす時間は【3年4か月!?】
母親が生涯わが子と一緒に過ごせる時間は約7年6ヶ月(約65,700時間)、父親は約3年4ヶ月(約29,200時間)。
(中略)
まず、わが子と一緒に過ごせる時間の全体を100%とします。子どもの成長に沿って見ていくと、幼稚園入園時には18%が過ぎ、幼稚園卒園時には32%、小学校卒業時は55%……と経過し、高校卒業で親元を離れるころには、なんと73%も過ぎ去ってしまうそう。小学校を卒業する時点で、一生のうちに子どもと一緒に過ごせる時間の半分以上も過ぎているなんて、と驚きを隠せません。
引用:こどもまなびラボ 母親は「約7年6ヶ月」、父親は「約3年4ヶ月」。わが子と〇〇する時間の短さに涙が出そうーー
上記のリンクに詳しく記載されているが,これは「わが子と生涯で一緒に過ごす時間」について、テレビ番組『チコちゃんに叱られる』(NHK総合テレビジョン)で関西大学社会学部教授の保田時男先生が解説したものである。
今の自分の子が幼稚園の年少と,1歳になったばかりの子だと考えると,上の子との時間は,20%ほど過ぎていることが分かる。人生における子どもとの時間のうち5分の1が終わってしまったのかと思うと,大事にしないといけないと思わされる。
というか,そもそも,ママに比べてパパが子どもと過ごす時間が半分ということが驚きである。
さらにこの前提を踏まえるなら,1日の過ごす時間も,パパとママとで比べると,半分だということにもなる。
ママの半分しか子どもと過ごせないのか…。
パパが子どもの時間は2時間未満!?
ベネッセ教育総合研究所は2018年8月1日、日本・中国・インドネシア・フィンランドの4か国を対象とした「幼児期の家庭教育国際調査」の結果を発表した。父親が平日、子どもと一緒に過ごす時間は、日本の父親が4か国中でもっとも短いことが明らかになった。
引用:父親が平日に子どもと過ごす時間、日本が最短…4か国調査
2018年のデータであるので,現在はどうか分からないが,日本が一番短いことも驚きだし,2時間未満が半数以上を占めていることも驚きである。
3時間を目標に
共働き家庭が増えているいま、子どもと接する時間が十分に持てていないのではないかと不安になり、子どもに対して「申し訳ない」という気持ちを持っている親が増えています。でも、たとえひとり親の家庭であっても、子どもとしっかり接する時間を1日に3時間も持てれば、母親が専業主婦だという家庭と比較してもなんら変わらず子どもはしっかり育っていくという研究報告もあります。
引用:こどもまなびラボ 子どもを見えなくさせる「期待と不安」というフィルター。親子は一心同体?
記事の中では,子どもとの時間を楽しい時間にすること,子どもとの時間を確保し愛情を注ぐことで子ども自身の自己肯定感が高まると書かれている。
今一度,子どもとの時間は1日にどれくらい確保できているのか考えてみるのもいいと思う。
仕事をしている時は,1日でいうと…
朝1時間,夜2時間くらいだったかな…。
といっても,その時間しっかり関わていたかは疑問。
奥さんに頼ってばかりだった気がする…。
ただ同じ部屋にいるだけでは,一緒に過ごしているとは言い難い。
育休前の仕事をしている時も,なるべく仕事を早く切り上げ,18時までには帰るようにしていた。休日に仕事はしないようにしていた。それでも関わるという視点でいうと,同じ空間にいただけの時間もたくさんあった。
子どもとマンツーマンで過ごそう!
上記のように,パパと子どもの時間は少ない。短い。
特に,育休をとっても,ママも家にいる状態だと,どこかでママに頼り,ママの力を借りてしまう。
というわけで,子どもとマンツーマンで過ごそう!!
やり方としては,1つ!!!
奥さんよ…!
実家に帰ってくれ!!!!!
自分から提案したわけではなく,奥さんが実家に帰る用事があったので,5日ほど帰ってもらうことにした。
以前,3日ほど上の子(3歳の年少児)を連れて帰ってもらった。ということは,ぼくは下の子(当時0歳児)と2人きりで3日過ごした。
会う人には,わりと驚かれた。
まだ1歳にもなっていないのに,ママいなくて大丈夫なの!?
ミルクも離乳食もお風呂も寝かしつけも完璧っす!
これはたった3日だったし,余裕だった。
最近,上の子(3歳児)と5日間2人きりで過ごしたことを書いていく。
奥さんは不安?
よくこういう話をすると,聞くのが奥さんが不安で旦那には預けられない!という話だ。
ぼくの奥さんは,ぼくに預けてくれるのは本当にありがたいことなのだろう。
というか…
預けてもらうくらい信用される旦那になれ!
子どもと2人になっても安心できるパパになれ!
さらにもう一言…!
ママも預けろよ!
パパを信用しろよ!
とどちらに対しても思ってしまう。
家庭によって,いろいろな状況や事情というものがあるので,直接は言えないので,ここで言わせてもらった。
夫婦で協力!
先ほど書いたように,パパと子どもが数日間2人きりで過ごすのも,いきなりは無理かもしれない。
日頃の生活で【大丈夫】なようにしておく必要がある。
大前提として,パパもママが普段やっている家事や育児をしっかり把握し,同じくらいできるようになっておかなければならない。(完全にママと全く同じようにできることはないが。)
パパが子どもと数日間2人きりになっても困らないようにしておくことが大切。
というか,パパは困ってもいいが,子どもが困らないようにしておくことが大切と言い換えてもいいかもしれない。
いざという時は,日頃がでる。パパと2人でも安心して過ごせるのかということは,日頃パパとして家でどう過ごしているかにかかっている。
平日も休日も経験しよう!
本当の意味で,ママなしでパパと子どもが2人きりで過ごし,子どもと向き合い,育児や家事をパパ1人でやりきりたいのであれば,1か月くらいやってみるのもいいだろう。(いろんな意味で無理だが)
なので,最低限やってみるといいなと思うことは,平日も休日も2人きりで過ごすことだ。
言うまでもないかもしれないが,平日には平日の,休日には休日の,家事や育児というものがあるからだ。
平日~送迎だけじゃない!
平日は,朝から幼稚園の準備があるし,お迎えもある。普段,送迎をやっていたとしても,準備物の用意やお手紙の確認,水筒やティッシュ・ハンカチの準備などはやっていないパパが多い。
たぶん,子どもの送迎やってるよ!というパパの8割は,幼稚園との連絡事項などの連携や準備物の用意等などの育児はママに任せているだろう。つまり,見えない育児をママに任せているパターンだ。
そういったことも,奥さんがいなければパパが経験できる。
当たり前だが,朝食を食べさせたり,夕食やお風呂,寝かしつけなども自分ひとりでやる。
頼る人がいないことで,普段の自分の育休パパレベルを確かめることもできる。
とはいっても,ママが働き,パパだけ育休の場合のパパさんはいつも当たり前のようにやっているのだろう。
すべてのママさん,パパだけ育休のパパさん…
尊敬します!!!
休日~どこで何をして過ごそうか…
平日とちがって,休日は,いかに時間を使うかということである。
平日も休日も共通しているのは,食べることやお風呂,寝かしつけなどだが,休日ならではというと,いかに満足させるかということではないだろうか。
ただ,ぼーっと過ごしていることも時には必要だと思うが,子どもは体をたくさん動かして,たくさん頭を使わせることが大事。
たくさん遊ぶこと,食べること,寝ることでストレスが最小限に抑えられる。
満足して1日を過ごすことで,機嫌よく気分よく過ごせるのだ。
晴れの日,雨の日,暑い日,寒い日,その日に応じた過ごし方がある。
どんな日だろうと,満足させてあげなければならない。
それこそが子どもを中心とした日と言える。子どもは基本的に,いつも大人の都合に合わせてくれている。
だから,駄々もこねるし,機嫌も悪くなる。
子ども中心に動くと,楽しく気分よく過ごしてくれる。
公園に行く,普段乗らないバスや電車で移動をする。散歩をしたり自転車の練習をしたり,世の中は意外と遊びに満ちている。
そういう目線で過ごしていないだけで。
電車に乗ると,目の前に座った高齢の方が友人とランチに行くと言っていた。子どもといるだけで,年配の方はよく笑顔になり話しかけてくれる。それも意外と楽しかったりする。
まとめ
パパと子どもの時間は少ない。
子どもとパパと2人きりで過ごしてみよう。
そのためには,普段のパパとしての過ごし方が重要
ママもパパに任せてみよう
平日も休日も過ごすことで本当の意味でのママの大変さもわかる
以上,世の中の男性がたくさん育休を取得し,子どもとの時間を過ごせますように!
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