【夫婦で育休】最高の育休ライフにするための時間の使い方【男の育休】

夫婦
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 育休に入る前は不安でいっぱいだった。「家事や育児できるかな」「だらだら過ごさないかな」「奥さんとの仲は悪くならないかな」「お金は大丈夫かな」など。

 1年間の育休を取得して10か月と4日が経過した。早いような,遅いような,いや,やっぱり早い「あっという間だな」と感じることのほうが大きい。「早く働きたい」と思ったり,思わなかったり。仕事が嫌というわけでもないし,「仕事大好き!仕事がしたくてたまらない!」というわけでもない。ただやるからには,やりがいを自ら見出しそれなりの努力をしてきた。その結果,職場ではそれなりに周りの同僚からも上司からも認めてもらっていて,得られる評価に自己肯定感も自己有用感も与えてもらっている。

【仕事】は人を成長させてくれる。そして新たな自分と出逢わせてくれる。自分の得意なこと,苦手なこともだんだんと分かってくる。【自分を知ること】ができる。自分を正しく認識することで自分の活かし方が分かったり,自分の伸ばすべきスキルなども分かったりしていく中で,自分が最も組織の中で力を発揮できる舞台を知ることもできる。

育休もこれと全く同じなのだ。

【育休】は人を成長させてくれる。新たな自分と出逢わせてくれる。家事や育児をする中で,自分が得意なこと,苦手なことがだんだんと分かってくる。【自分】ってこんなことができて,こんなことはやりたくないのだと知ることができる。自分の得意な家事や育児,できないけど挑戦してみたい家事や育児を把握することで,奥さんと連携し協力しより良い家族運営につながっていく。

育休前は不安でいっぱいだった。10か月経った今,断言できるのは,「育休をとってよかった」ということ。できる限り楽しんだし,がんばった。最高の1年になりそうだ。そう思えるに至ったのはなぜだろうという視点で考えたことを書きたい。

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ぼくの育休観の大前提

まず,ぼくは奥さんと共に育休を取得している。パパだけ育休の人も場合とは少し違うとは思うし,育休の取得期間が1,2か月と短期の人にとっても,少ししか参考にならないと思う。というか,期間の長さで羨ましくなるだけかもしれない。ぼくは奥さんと共に1年間の育休を取得している人ということを留意していただきたい。

語弊のないようにここで強く書いておきたい前提がある。それは育休でやらなければならないことの最優先は当然ながら【育児と家事】だ。仕事のように決まった拘束時間がないからこそ時間を上手に活用して【時間を生み出す】ことが前提だ。たとえば,仕事だと7時に出勤して18時に家に帰るとしたら拘束時間は11時間。育休中は,この11時間に仕事以外のことをすることができる。家事や育児をする中で出逢う自分,空いた時間に何をするか,どうしたいかというところか新たな自分との出逢いが始まる。

パパが育休を取得し家事や育児を奥さんとシェアすることで,自分も奥さんも【ひとり時間】を確保することができる。もちろん,今までは確保できなかった【夫婦の時間】も。その時間すべてで,何をして過ごすか,何に時間をかけるか,それらすべてが新たな自分との出逢いになるというわけだ。

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ありあまる時間と心のゆとりで得られるもの

時間と心の関係はものすごく密接に関わり合っているような気がする。またここで【ありあまる】なんて書くと反感を買いそうだ。「育児に時間も心のゆとりもない!」という声が聞こえていきそうだ。1人でやるならその通りだと思う。ただ,夫婦で協力すれば,生み出せるのが時間と心のゆとりである。

「何を甘いことを言っているんだ」と思われそうだ。きっと育休を取りたくても取れない人,ワンオペ育児をするしかない人にとってはイライラするブログだろうから読むのをやめていただきたい。

それでも,やはり仕事をしていることで得られることがあるように,育休でなければ得られないこともまたたくさんあると思うのだ。

仕事をすることで得られることがたくさんある。それは,仕事に「時間と心」のほぼすべてをささげているからだ。働き方の形はたくさんあれど,だいたい10~14時間ほどは拘束される。責任も生じるから心も頭の容量も使う。これだけのものをささげて,対価としての【お金】を得る。人によっては【経験や成長】を得る。

それがなくなるのが,育休中の期間だ。逆にいうと,仕事をしているだけで,お金や経験を得られ,成長もさせてくれる。人によるが承認欲求も満たされ,自己有用感や肯定感まで与えてくれる。うまくできた人間社会だ。

育休はどうかというと,家事や育児によって,お金は得られないが,経験や成長は得られる。お金のかわりに得られるのが【時間と心のゆとり】である。【時間と心のゆとり】があれば,何が得られる?考えただけでわくわくする。

仕事をしていることで得られることはいわば受け身だ。育休中は,能動的に積極的に自らの行動を決め,自らで承認欲求を満たしたり,自己有用感や肯定感を得られるように生きなければならない。

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3つの時間をバランスよく

育休中には,大きく分けて3つの場面がある。

  1. 家族の時間(子どもとの時間も含む)
  2. 夫婦の時間
  3. ひとり時間

これらの時間がどれかに偏ることなく過ごすことができれば,より良い育休ライフを送ることができると思う。

自分がこれら3つの時間をバランスよく過ごせるということは,奥さんにとってもバランスよく過ごせているということだ。

夫婦は1対1ということもあって,不公平感がどちらかにあると,どちらかが我慢をしていることになり,自分はよくても相手がよくない,自分は不満だらけで相手は満足という状態になってしまう。

この3つの時間を,夫婦が納得するかたちで適切なバランスで過ごすことが,育休中の生活の基本にして原則だと確信している。

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時間感覚の共有

実際にひとり時間が何時間あって,子どもとの時間が何時間あって…なんていちいち計算するわけにもいかない。

ここで大事なのは,奥さんと同じ時間感覚であるかということだ。

不公平感,不平等感があってはいけない。少し,自分のほうが【ひとり時間】をたくさん得ているなと感じたら,どこかで埋め合わせをすればいい。毎日,同じバランスなのは無理なので,とにかく時間の感覚というか肌感に敏感になっておく必要がある

「今日の午前中は子どもと過ごすから,ひとり時間過ごしていいよ。」とか,「子どもを風呂に入れて寝かしつける間に,家事をよろしく」とか,こういったことをいちいち言葉にしなくても,なんとなくで連携がとれるようになる。ごく自然とできるようになれば最高だ。

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「ありがとう」と「ごめん」

人間関係の基本中の基本の言葉「ありがとう」と「ごめん」これを使いこなせれば,より良い夫婦生活になる。

つまるところ,良い家庭をかたちづくり基本は,「良い夫婦関係」だろう。どんなことがあっても,子どもが大変でも夫婦が協力し合ったり,仲良くしていれば,「良い家庭」にすることができる。

反対に,子どもがいくらいわゆる良い子でも,収入がたくさんあろうと,夫婦関係がうまくいかなければ,良い家庭にはならない。

その夫婦関係をよくしていくために,最も大事で簡単なのは,「ありがとう」と言うこと。たまに「ごめん」と言うこと。

「ありがとう」と言えるためには,相手がしてくれたことに気付かなければならない。

「ごめん」と言えるためには,相手の気持ちに気付かなければならない。

良い子育ては夫婦仲良く

共に過ごす仲である以上に,子どもにとって社会の最小単位である【家族】を経営していくパートナーでもある。

❝良い子育てをしたかったら,夫婦仲良く❞というのは,宮崎駿もぼく(←一緒にするな)も尊敬する『ぐりとぐら』の作者でも有名な中川李枝子さんの言葉だ。

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まとめ

要するに,夫婦で仲良くすること。

そのためには,

①家族みんなの時間,子どもの時間,夫婦の時間,ひとり時間を,夫婦でバランスよくとること。

②「ありがとう」と「ごめん」という言葉をつかうこと。そのためには,相手のしたことや気持ちに気付くこと

③夫婦といえども,ずっと一緒にいることはしんどい。これも夫婦によって適切なバランスがある。一緒にいる時間を大事にするためにも,離れる時間もしっかり確保すること(ひとり時間と子どもとの時間を大事に)

夫婦の仲が,家庭の居心地の良さやより良い家族に直結する!

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