【男の育休】育休中にITパスポートを取得した話【自己投資】

育休ライフ
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 ぼくは,1年間(2023年4月~2024年3月)の育休を取得しています。

 このブログの目的

「男の育休は必要か」の実証実験

その結果として「男性の育休取得率の向上」

 ぼくの育休に対する考え方や実際の過ごし方,育休に関する制度を発信しています。

 このブログをきっかけに,「育休を取得したい」人が増え,「育休を取ることで人生が豊かになる」ということが伝わればいいなと思っています。

 夫婦で育休を取っているからこそ,自分の人生,家族の将来など真剣に落ち着いて考えられる期間にもなります。 

今回は,育休中にやったことの1つ「ITパスポートの取得」について書いていきます。

 ○どのような業種・職種でも、ITと経営全般に関する総合的知識が不可欠です。
○事務系・技術系、文系・理系を問わず、ITの基礎知識を持ち合わせていなければ、企業の戦力にはなりえません。
○グローバル化、ITの高度化はますます加速し、「英語力」と共に、「IT力」を持った人材を企業は求めています。

引用元:ITパスポート試験とは

 

育休ぼく
育休ぼく

ぼくの短絡的な考えでは,

これからの世の中,どんなことをするにもITの知識は不可欠だ!

もし自分がそんな知識をもっていれば,将来,子どもに何か教えてあげられるし,自分のためにもなるんじゃないか!?

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1.ITパスポートを取得しようと思った理由

新たな社会❝Society 5.0❞を生きていくぼくたち

「Society5.0」がどういったものかということは,以下の引用をご覧ください。

サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会(Society)

狩猟社会(Society 1.0)、農耕社会(Society 2.0)、工業社会(Society 3.0)、情報社会(Society 4.0)に続く、新たな社会を指すもので、第5期科学技術基本計画において我が国が目指すべき未来社会の姿として初めて提唱されました。

引用元:内閣府「Society5.0とは」

ぼくの仕事は,ITに深く関わる仕事ではありません。そもそも「IT」という言葉を聞いて,何の略だっけ?と即答できないほど,疎い人間です。

ITインターネットなどの通信とコンピュータとを駆使する情報技術。 

「―社会」▷ information technology から。

引用元:ITとは

 便利な世の中ですよね。調べたらすぐヒットします。

当たり前のように,パソコンもスマートフォンもタブレット端末も,インターネットも利用はしているけど,どういった仕組みで動いていて,通信できているのか,なんてことは全く知りません。

だから,少しでも知りたいなという思いがありました。

基礎知識を得られるITに関する資格

とりあえず,知らないことを知りたい。ITに関する勉強をしようと思ったのがはじめのきっかけです。

その前に,「FP3級の資格」を取得できたので,ITのことが簡単に学べるような資格はないかなと探してみました。

FP3級の取得については以下を参考にしてください。

調べてみると,びっくり!!

ITに関する資格は,国家資格,民間資格含めて,本当にたくさんあります。

これ以外にもたくさんあります。ただ,その入り口としてITパスポートは幅広く基礎的な知識を学ぶことができるというわけです。

子どもの疑問に答えられない

子(3)
子(3)

ねえ,パパ!

なんで,いつでも見れるテレビと見れないテレビがあるの?

育休パパ
育休パパ

なんでかなぁ…。

なんでだと思う?

これは,YouTubeやネットフリックスなどの動画や録画していた番組は,いつでも見られるけれど,テレビ番組はいつもは見られない。その違いに疑問をもった子どもからの質問でした。

DVDはいつでも見られるよ,じゃあ,なんでDVDじゃないのに,見られるテレビもあるの?

もう少し年齢が大きくなれば,問い直して考えさせる時間をつくるのですが,なんと答えていいのか分かりませんでした。

答えを言っても理解はできない。なんせ3歳の子どもですからね。

それと同時に自分自身が疑問をもったのも事実でした。ITの世界,仕組みなどがこの世の中を大きく変えたことは間違いありません。当然のように利用しているけれど,理解は全くしていない。

だから,知りたいと思いました。

いつか,また子どもから疑問が湧いたときに一緒に考えられるだけの知識を得たいと思いました。

育休中に何か1つでも「がんばった」と言いたい

 これは,FP3級取得のときにも書きましたが,育休をとったからには,育児や家事のスキルを身につけることは当然ですが,「せっかく仕事を休んでまで育休をとったのだから,何か1つでもがんばったといえる何かをしたい」という思いもありました。

 男で育休を取得すると,わりと友人や知人から「育休中なにして過ごすの?」「育休中何してたの?」と聞かれます。なんか答えにくいんですよね。この質問。

 なので,「自分の中で何か1つでもやったぞ!」という何かがほしかったわけです。人に自慢できる資格ではないのですが。

資格をとらなくても勉強すればいいのでは?

 おっしゃる通りです。欲しいのは知識です。なので,わざわざ高い受験料を払ってまで資格にこだわる必要はありません。

ただ,自分は弱い人間なので,「頑張る理由」が欲しいのです。追い込まれないとやらないタイプの人間です。

試験日が決まっている,受験料を払ってしまった,テキストも買ってしまった…という追い込まれた状況にならないと,なかなか勉強が捗りません。

逆にいうと,費用をかけて,タイムリミットがあるからこそ,できるわけです。勉強をしようと思うわけです。必要な犠牲と言っておきましょう。

意思の強い人間ならば,わざわざ試験を受けずとも,テキストを購入せずとも,期間を決めずとも,自分のやりたいときに必要な知識を身につけるための行動をとるでしょう。

それくらいできるという方は,このページを訪れていませんよね!

自分のため,子どものため,家族のため

正直,「ITパスポート」という資格は,国家資格ではありますが,資格を持っているだけでは何の役にも立ちません。それなりに勉強すれば,誰でも合格することができるし,合格率は50%を超えます。この資格を持っているから,就職や転職に大きくプラスになるとは思えません。

 すべての資格に言えることですが,保有しているだけでは意味がなく,どう活用するかが大切だと思います。「立場」や「肩書」に関してもそうですが,それ相応の振る舞いや実績,結果,内容が伴わないと意味がないのです。

 育休に入ると,日々,家族と多くの時間を共有する中で,あることを考えるようになります。

「家族のために自分は何ができるだろう。」

資格を取ること自体が, 直接的に家族のためになるわけではありません。

ただ,ほんの少しでも家族のためになることが,自分の興味があることや自分のやりたいことと重なっていると,ものすごく前向きに勉強に取組むことができます。

 ITパスポートの資格は,転職や就職などに役に立たなくても,その知識を活用すれば,自分の知識習得や家族の未来にとって大きく役立ちます。

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2.ITパスポート試験の概要

どうやって受ければいいの?試験日程等

この試験の受けやすさは,試験場所と試験回数です。

コンピュータを使用して画面上でテストを行うCBT方式で実施される試験なので、全国の会場にて随時開催されています。

3か月前から申し込みができるし,最悪の場合,3日前までなら変更が可能です。

パソコンで試験を行うこともあって,その場で点数も分かります。

試験終了して,点数が表示されるまでの時間はドキドキでした。

勉強時間の目安

IT知識のない人が合格を目指す場合に必要な勉強時間は約180時間といわれています。1日2時間の勉強をすれば、3カ月程度で合格を目指せます。
IT知識がない場合、ITパスポートのテキストを読み解くにしても、まずはテキストに出てくるIT用語を調べるところからはじまります。そのため、確実に合格を目指すためには、余裕を持ったスケジュールを立てることが大切です。

引用元:ユーキャン「ITパスポートの勉強時間の目安」

育休中に2~3ヶ月も勉強するなんて難しいですよね。時間だけで見ると,FP3級と同じくらいですが,ITの知識がないぼくからすると,こちらのほうが難しく感じました。ただ,1か月半もあれば取れます。ただ資格を取りたいだけなら,4週もあれば十分だと感じました。ぼく自身は,4週間ほどの勉強で合格しました。

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3.育休中にITパスポートを取得するために

奥さんの理解を得る

 育休中だからといって,なかなか勉強時間を確保するのは難しいです。育児や家事の合間にやるしかないわけですが,ここでも奥さんとの協力が必要になってきます。以下の記事を参考に,自分の時間や夫婦の時間,家族の時間を確保し,確保した自分の時間を活用して勉強することをおすすめします。

 育休中にITパスポートを取得することは,奥さんの理解が大前提です。ITパスポートの知識を得ることは,「これからの社会を生き抜くために必要なこと」「家族や子どものためにたぶんなること」を伝えてください!

 奥さんの同意を得て,気持ちよく勉強できるかは,いかにITパスポートの知識を得ることが生きていくためにプラスになるか,あなたのプレゼン能力にかかっています!

資格取得にかかる費用(独学でも受かる!)

育休ぼく
育休ぼく

あの…受験料として7500円くらいかかるのですが…。

テキストも買いたいのですが…。

 もちろん,ただでは受けられません。必要な費用は,受験料とテキスト代のみです。

 「勉強苦手だし,国家資格だし,予備校とかの通信講座に申し込んだほうがいいの?」と思われる方もいるかもしれませんが,十分独学で合格可能です。

 検索してみると,どの通信講座でも,月に4000円やトータル3万円ほどの受講料がかかってきますね。

育休ぼく
育休ぼく

このレベルの資格は独学で取れます!

  独学でやって,受験料7500円とテキスト1冊2000円程度で十分です!!

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4.育休中の勉強方法

実際の勉強時間

 ぼくは,2023年8月5日の試験を受けました。勉強を始めたのは,7月4日なので,約5週間ということになります。

 土日は,上の子も幼稚園がないので,勉強する時間を確保することができませんでした。

 7月の上旬は,子どもが体調を崩し,幼稚園を休むことが多かったし,20日以降は子どもが夏休みに入ったので,あまり勉強時間を確保できませんでした。

 ということで,実際に勉強した日数は,だいたい20日程度です。

 ただ,勉強をした日の1日の勉強時間は,1時間半~2時間半程度は確保していました。しかし,2時間ずっと机に座って,ノートに書いたり,問題を解いていたりしたわけではありません。

 以下,詳しく書いていきます。

これさえやれば受かる!実際の勉強方法

使用したテキスト

 ぼくがつかったテキストは,「みんなが欲しかったITパスポート」です。FP3級を取得したときと同じ出版会社のテキストのほうが馴染みがあったし,オールカラーで見やすいからです。


ITパスポートの試験内容(範囲)は以下のようになります。

①ストラテジ系(経営全般)

  • 企業活動
  • 法務
  • 経営戦略
  • 技術戦略
  • システム戦略 など

②マネジメント系(IT管理)

  • システム開発技術
  • ソフトウェア開発管理技術
  • プロ弱とマネジメント
  • サービスマネジメント
  • システム監査 など

③テクノロジ系(IT技術)

  • アルゴリズムとプログラミング
  • 構成要素
  • ソフトウェアとハードウェア
  • マルチメディア
  • データベース
  • ネットワーク
  • セキュリティ

ITとあまり縁のなかったぼくからすると,聞いたことあるようでないようなカタカナがたくさん並んでいます。

言葉の理解から進めていかなくてはいけなかったのはしんどかったです。

でも,だからこそ勉強になります。 

試験というものは,ただ試験に受かる,短期間で合格さえできればいい,という人もいると思いますが,大切なのは,生きた力の習得です。資格を得ても生かさなければ意味がありません。できれば意味のある知識として定着させたいものです。

 ただ,受からなければ意味がないので,短期間で合格かつ使える知識として習得するための勉強方法を紹介します。(個人的な意見です。)

最強サイト「過去問道場」

 ぼくは,このサイトのおかげで受かったといっても過言ではありません。

その名も「過去問道場ITパスポート」!!!

 家事や育児の合間など,なかなかまとまった時間が取れないときは,本当にお世話になっていました。寝る前に寝ころびながらでもできるし,何かの待ち時間にもできます。

 分野指定もできるし,過去に実施した試験の指定もできます

受験当日までに,過去問の結果を9割にしておくと安心です!

youtubeの無料の講義動画

 最近の世の中は非常に便利で,本来ならば通信講座で数万円支払って受けるような講義動画を無料で見ることができます。ぼくは,今回,あまりこういった動画は見ずに独学で進めていて,残り1週間で少し見たのですが,もっと早くみておけばよかったと後悔するほど,分かりやすいです。

 このチャンネルで推奨されているテキストは以下です。というか,このテキストの著者のチャンネルです。


上記のチャンネルでは,ストラテジしか見ることができないので,マネジメント系の勉強は以下のチャンネルで学習しました。

架空の会社やプロジェクトを想定して,具体的に教えてくれるのでおすすめです。

ただ,はじめから動画での学習は個人的にはおすすめしません。

 まず,自分でテキストを読み,必要があればノートに書くということを先にやっておくと,動画で学習したときに,腑に落ち,自分の中に入ってきます。

 最短で合格を目指すやり方としては,いいと思いますが,まず自分で学習するという道をおすすめします。

勉強のタイムスケジュール 

 だいたいですが,ぼくの勉強スケジュールを紹介します。

1~3週目は,1日2時間くらい1分野の1単元くらいをテキストを読み,ノートに取り,終わったら問題集で練習問題を解く。上記のように自分に当てはめてできるものは,実際にやってみました。

 過去問道場をやる時間は,合間の時間や寝る前など,立っていても座っていても寝転がってでもスマホでできます。

4~5週目からyoutubeの動画にお世話になりました。自分の理解が乏しいところや問題をよく間違えるところなどを中心に学習しました。

 

育休ぼく
育休ぼく

ぶっちゃけ,4週目の時点でどの分野も過去問では8割を超えていたので,

4週あれば受かります!

 ただ,それなりのお金(11000円)時間(トータル80時間ほど)を投資しているので,何が何でも受かりたいと思い,最終週はひたすら過去問を解きました。

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5.最後に

生活にメリハリを

 今回,ITパスポートの試験を受けてよかったと思うことは,生活にメリハリが生まれたということです。

勉強するためには,時間を確保しなければなりません。時間を確保するために,家事や育児をやりきっておかなければなりません。

育休の身として,家事や育児をほったからしにして,勉強をしていたのでは,本末転倒です。

自分のため,子どものため,家族のために勉強をするわけなので,気持ちよく前向きに勉強したいですよね。

そのために,家事や育児をがんばることができました。

勉強しないといけないからといって,奥さんに家事や育児を押し付けては意味がありません。

奥さんに負担をかけないように,言い方を変えると,文句を言わさないように,やるべきことはきっちりやったうえで,資格取得に向けて時間を有意義に使いましょう!

育休ぼく
育休ぼく

試験が終わったとき,労ってもらうためにも,

合格したとき,共に喜んでもらうためにも,

家事や育児は常にやりきっておきましょう!

なんかうれしい

 試験が終わった時点で,合格間違いなしと分かっていましたが,実際に合格通知がくると「なんかうれしかった」です。

 試験や受験って,子どものとき以来,学生のとき以来でした。試験当日までの不安,当日のわくわく感,ちょっとした緊張感…。

 仕事でも何度も何度も修羅場や勝負の時は経験しますが,それとはまた違った何かがありました。30歳を超えて,試験を受けるって思いつきもしませんでした。

 受かった後の,満足感,高揚感,充実感,達成感,安堵感,たまりませんよ!

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