育休?取ってみたいけどなぁ
会社が許してくれるかなぁ
家事も育児も嫁に任せているしなぁ
家にいてもすることないしなぁ
嫁には働けって言われるしなぁ
こう思っている人は,どれくらいいるだろう。肌感でいうと,8割くらいはいる感じだ。
こう思っていても,育休を取得するパターンと取得しないパターンに分かれそうだが。
絶対育休とるんじゃーー!!
なんて,ぼくでさえ思わなかったから。仕事への未練があったから。ただ,取ると決めたら,やることはただ一つ。【育休とってよかった】と思えるように精一杯,育休ライフを送ることだ。
さらに,身の回りの知人や友人たちを例にすると,育休を取得する人はかなり増えたように思う。喜ばしいことだ。
ただ!!!
半年や1年間などの長期間の育休を取得する人は,まだまだ全然いない!
だいたいは,産後の1か月や2か月。もしくは,1か月を2回取得するパターン。
これでは,ぼくが思う【育休最大の恩恵】には程遠い。
【育休最大の恩恵】とは,育休によって自分が成長し,夫婦仲もよくなり,子どもが健やかに成長でき,家族の将来のためになる期間にすることだ。この恩恵を受けるためには1年間,少なくとも半年くらいは取得してほしい。
さらに,奥さんが仕事をしていない場合はそれで一緒に育休ライフを過ごせるからいいとして,奥さんが仕事をしている場合は,2人で夫婦共に育休を取るべきだと思っている。
自分が現在育休を8か月半取ってみて,絶対に長期間の育休を奥さんと共に取得すべきだと確信して言えるので,その理由を訴えていきたい。
【育休】を最大限を活かす
育休を最大限活かすには…
結論からいうと
夫婦で育休を取得すること。期間は最低半年,できれば1年間。
ぼくは現在1年間,奥さんは2年間の育休を取得している。【夫婦で育休】というわけだ。
今,夫婦で一緒に育休を取得して8か月が経過した。
この8か月間の経験や,身近に育休を取得した人の話をきいて出した結論が,
育休を最大限活かすには,夫婦共に育休を1年間取得するということだ。
それについて納得してもらえるように書いてみたい。
夫婦で一緒に育休を取る必要はない派の意見
ここでは,【夫婦で育休をとる必要はない】と思っている人がよく言っている意見を否定する形で進めていきたい。
夫婦で一緒に育休をとる必要がないと思っている人の意見(ママ側)
夫婦で一緒に育休をとる必要がないと思っている人の意見(パパ側)
このママの育休取る必要ない(とらなくていい(とれない))派については以前書いたので,参考にしてほしい。
家事も育児もできない
これについては,まず一言。
やれ!
家事をすることによる最大のメリットは,家事ができる人は仕事もできる説だ。
(持論)
これも以前書いた記事を参考にしてほしい。
家事は,家庭という社会の最小単位を,円滑にまわすために不可欠な活動である。
家庭を全体でみわたし,現状を把握し,次に何をすべきか常に思考しながら行わなければならない行為だ。
自分のことだけを考えていればいいのではなく,家庭の構成メンバー(父・母・子)のことを踏まえて,やることを決めていかなければならない。
もしやり忘れや遅れが出ると,子どもがお風呂に入らなかったり,子どもの睡眠時間が減ったり,自らの時間もなくなったり,すべてのストレスが増幅してしまう。
これでは,破綻する。
そうならないために,常にアンテナを張り巡らせ,家庭をまわしていかなければならない。しかも,勝手にやってはいけない家事や育児も存在する。
奥さんとの協力,指示に従うといった協調性も必要になってくる。時には,子どもに指示を出したり(それも指示を通すために言い方やご褒美を適度に与えるなどの工夫も必要),報酬を与えたりするといったリーダーシップも鍛えられる。
つまり,
家事や育児をマスターすることは,
仕事できる人間にもなれるということだ!!
できないから,やらないのでは,一生できるようになるわけがない。
時が経ち,おじいさんになっても,家事はいつでも挑戦できるが,育児は子どもが小さい今しかない。やりたくてもできなくなってしまう。子どもを産まない限りは。
今しかできないことに,時間を費やすのは,至極合理的な事ではないだろうか。
家でだらだら過ごすだけになってしまいそう
だらだらしたいか?
うん!したい!!
その気持ちはわかる。だったらだらだらしてみるといい。しかし,おそらくどんな人間でも,だらだらできる限界がある。
人によって差はあれど,どんな人間でも1週間が限界だろう。
もちろん,【どんな人間】とは言っても,【0歳ないしは1歳の子をもつ健康で文化的な父親】という範囲内での【どんな人間】である。
もともと無職だったり学生は,だらだらの限界はもっと長いだろう。ぼくが学生の頃は,2か月くらい延々とだらだらできた。(一人暮らしで誰かに何か言われることもないし,仕事をしているわけでもないし。)
家に奥さんや子がいて,つい最近まで毎日仕事をしていた立場の人が,だらだらできるのは限界がある。(自分調べ)
休む前は,「やったー!朝起きなくていい!商談もない!接待もない!外回りもない!」という気持ちにもなるだろう。
ぼく自身も,育休に入る前は,本当に自分がだらだら過ごさないか心配だった。何もせず,奥さんに失望され,仲も悪くなり...などという最悪のシナリオも想定していた。
でも,そんなことはなかった。
やりたいことに溢れた。
新しい自分と出会えたとさえ言える。
何もないから何もしないのではなく,何もないからこそ何でもできるのだ!
まずは,家事と育児をマスターし,夫婦で協力してお互いの【ひとり時間】や【夫婦の時間】を確保し,自分や家庭の将来につながるような育休ライフにしよう!
そうすることで,ストレスを最小化でき,のびのびと子育てができるようになる。(そうは言っても子育ては戦いであると常に感じるが。)
ぼくがやったこと,継続中のことも含めて書いている以下を参考にしてほしい。
お金が心配,やっていけない
※ママ編と同じことを書いている。
お金については,家庭によって収入も支出もちがうし,何に価値をおいているか(お金を払っているか)もちがうので何とも言い難い部分はある。
ただ,もし夫婦で育休を取得すれば,家計の見直しを余儀なくされ,それが結果的に【お金のことを真剣に考える】機会にもなる。
お金のことを考えるということは,過去,現在,未来を考えるということだ。
育休を取得しようか悩み始めた時点で,はじめに浮かぶ懸念材料は【お金】だと思う。
すぐに「育休なんてとったらお金ないし,やっていけない!」という人がいるが,何が【やっていけないのか】計算したの?家計見直したの?と問いたくなる。
普段から几帳面に家計簿をつけている人は,おそらくまず育休で手当金(給付金)がどれくらい出るのかを調べるだろう。それを踏まえて,どれくらい足りないか,どうしたら足りるか,そこまでして育休をとる価値があるのかなど検討するはずだ。
お金のことを考えるということは,過去,現在,未来を考えるということだ(2回目)。
過去どれくらい何にお金を使ったか,今どんなことにどれくらいお金を使っているのか,将来どんなことに使いたいのか→だから今どれくらい貯金しなくてはいけないのか。
子どもが生まれたということは,生活が変わるということだ。独身の頃や子どもがいなかったときの生活から変わるときだ。価値観そのものが変わる場合もある。
つまり,お金の使い方も変わる。今まで買えたものが買えなくなるかもしれない。今まで買いたいと思っていたものが欲しくなくなるかもしれない。その逆も然り。
【育休】をきっかけに【お金の心配】をすることで,人生設計を改めることができる。
お金についてはこちらの記事を参考に。仮に年収500万円の場合,手当金(給付金)はどれくらいなのか。半年と1年間の場合や,男だけの育休の場合,夫婦で育休の場合などシミュレーションしている。
まとめ
①【家事も育児もできない。】この意見に対しては,
家事や育児をすることで,社会的なスキルを身につけ仕事にも生かすという気持ちで取り組もう。
②【家でだらだら過ごすだけになってしまいそう】この意見に対しては,
そうは言ってもだらだらするのに限界がやってくる。いてもたってもいられなくなる。すべての家事・育児をママもパパもできるようにしておく。お互いの【ひとり時間】を尊重し,ストレスを最小化した生活をしよう。
③【お金が心配,やっていけない。】この意見に対しては,
お金のことをじっくり考える機会(チャンス)と捉えよう。子どもが生まれることで考え方も生活も変わる。もちろんお金の使い方も。自分の,家族の,子どもの将来のことをじっくり考える機会にしよう。何をするにもしないにも,お金からは逃れられないのだから。
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