夫婦で育休を取る最大のメリット

夫婦
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「夫婦で育休」という言葉を聞くとどんな印象をもたれますか。

「今まで女性一人で育児をしているようなものだったのだから,男性が育休を取得するなら男性一人で育児をがんばれ!」と思う方もいるのではないでしょうか。

今回は,ぼく自身が経験している夫婦で育休を取得するメリットについて書いてきます。

育休パパ
育休パパ

夫婦で育児ができる。

パパにとっても,

ママにとっても,

子どもにとっても,

みんなにとってプラスだよ!ね?

結論からいうと,最大のメリットは…

ある程度,時間をコントロールできるようになる!

くわしく書いていきます。

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夫婦で育児

 今ではあまり聞かなくなった「イクメン」という言葉が流行ってから10年ほどが経ち,今では当時言われていた「男性の育児参加」に留まらず,「男性の育休取得」が少しずつ世の中にも浸透してきました。

 男性育休取得の増加に伴い,夫婦で育休を取得する例も増えてきているようです。

ママさんが仕事を退職して,パパが育休をとって,結果的に「夫婦で育児」というパターンも含めてのメリットを書いていきます。

家事・育児を分担して「可処分時間」を確保せよ!

当然ですが,家にいてやることといえば,「家事と育児」です。その両方をたった1人でやることは,場合によっては,仕事よりも大変といわれます。

その大変なことを,2人で分担できることが1番のメリットではないでしょうか。

1番のメリットというのは,家事・育児を分担することによってもたらされることがたくさんあるからです。

当然ですが,家事・育児をするには時間がかかります。「常に」といってもいいくらいに。

例えば人間の1日は24時間ありますが,この24時間をどう使っていますか?

睡眠は6~8時間程度必要だとして,3分の1は睡眠です。

残りの3分の2の時間,およそ14~18時間ほどをどう使えば精神衛生上,健全な生活を送れるのか,という視点で考えてみると,いいかもしれません。

この自分で自由に使える時間のことを「可処分時間」と言ったりしますが,この可処分時間を確保せねば,ストレスの割合が増えて,生活がしんどくなります。

例えば,仕事のように,「7時に出勤して18時に帰宅する=勤務の拘束時間11時間」というように,

家事・育児の時間は計算できません。

家事が一通り終わって,ゆっくり一息つこうかなと思った矢先,赤ちゃんが泣きだしたり,うんちがオムツから漏れて掃除しなくてはいけなくなったりすることなんて日常茶飯事だと思います。

自由に使える時間(可処分時間)なんて,あってないようなものだし,何より計算できません。

人間,というか大人という生き物は,ある程度,見通しを立てて,時間を逆算して,生きています。

「○時までに△△をこなして,次の□□は〇時間くらいかかるから…。」

といった感じで。

「計算できない」ということが,かなりのストレスになります。

仕事だとある程度は計算できますよね。イレギュラーなことも起きて残業しなくてはいけない時もありますし,今日はこの仕事を済ませて帰ろうと決めていたのに,上司に追加の仕事を急にお願いされたりすることもあるにせよ,大半はある程度,「このタスクは〇時間あれば終わるな」とか「今日は〇時に帰ろう」とか計算して仕事をしているはずです。

家事や育児の場合,この「計算」ができなくて,「次の用事に取り掛かれない」「自分の時間を確保できない」「ご飯を作り始める時間が遅れた」といったことがたくさんあります。

前置きが長くなりましたが,「夫婦で家事・育児」ができる場合は,ある程度,計算できるようになります。

育休パパ
育休パパ

子どもを2時間くらい散歩したり,公園に行ったりしてくる!

奥さん
奥さん

ありがとう!じゃあ,その間に部屋の片づけしてお庭のお手入れしておくね!

ということもできるし,

奥さん
奥さん

子ども連れて,スーパーに2時間くらい買い物行ってくる!

育休パパ
育休パパ

じゃあ,その間に,掃除機かけて,お米といでおく!終わったら,本でも読む!

というようなことも可能になります。

ある程度,時間のコントロールができるようになったら「可処分時間」も確保できます。

これが最大のメリットではないでしょうか。

夫婦でお互いの時間を確保するためにも,夫婦で協力することが不可欠です。関連した記事は以下になります。参考にしてください。

限られた自分の時間を存分に!

家事・育児の分担をして,可処分時間を確保したら,当然ですが,自分の時間も確保できるようになります。

奥さんにとっては,日頃,育児と家事ばかりで,自分の時間を確保できなかった分,買い物に行かせてあげたり,ママ友と気兼ねなくランチに行かせてあげたり,趣味の時間に充ててもらったり…。

パパさんにとっても,仕事に追われる日々から,少し解放されて,育児や家事を頑張る中でできた時間をつかって,勉強したり,読書したり,自己投資に時間を充てることもできますし,趣味の時間にしてもいいと思います。

ぼくは,簡単な国家資格を取得しました。

自分の勉強時間を確保するために,(奥さんに文句を言われないために)育児や家事を率先してがんばったつもりです。

関連する記事は以下です。

何のためにその資格を取得したか,どのくらいの時間をかけたか,どういった方法で取得したかなど,をまとめています。

夫婦の時間を大切に!

ここでいう「夫婦の時間」とは,「可処分時間における夫婦の時間」に限りません。

家事・育児をするためには,夫婦での協力が不可欠だからです。

夫婦ともに育児ができる環境は本当にありがたいです。

夫婦の時間での最大のメリットは,「共有」できることです。

赤ちゃんができるようになることはたくさんあります。初めて寝返りをした,寝返り返りをした,ずりばいをした,ハイハイをした,など,はじめての感動はその瞬間にしか訪れません。

それを共有でき,感動を共感できることは本当にすばらしいことです。

赤ちゃんに限らず,ぼく自身が第2子誕生を機に育休を取得しているので,3歳になるお姉ちゃんがいます。

3歳のお姉ちゃんのことにしてもそうです。初めての幼稚園,送り迎えなど夫婦で分担して育児をすることも増えてきます。そうなったときに,子どもが寝てから,その日一日の子どもの様子について話すことができます。

我が家では,子どもを20時くらいには寝かしつけて,夜夫婦で,自分の趣味の時間に充てたり,海外ドラマを見たり,一日の様子を話したりしています。

子どもが機嫌が悪かったり,わがままをたくさん言った日は,自然と反省します。

育休パパ
育休パパ

今日,○〇のとき,機嫌が悪くなったのは,おれがあんな言葉かけをしたせいかなぁ。

もっと違う言葉で伝えればよかったかな。

奥さん
奥さん

そうかも。私も似たようなことを言ってしまったとき,機嫌を悪くしてしまったな。

でも,だいぶ前に,あなたが◇◇してくれたときは,子どももスムーズに次のことにとりかかれてたよ。

こんな堅苦しい物言いではありませんが,子どもへの接し方について自分の反省や相手がやっていたことを真似してみた話や,同じ基準で注意しようといった確認などをすることがあります。

旦那さんだけ仕事で奥さんは育児だと,どうしても差が生まれてしまい,共感できなくなります。

現実にあるのか分かりませんが,ひどいケースだと「子どもがこうなったのは,お前のせいだ!」と奥さんに罵る夫みたいなパターンもあります。

時間をともにすることで,楽しいこともつらいことも,うまくいったことも悩みも共有でき,家族としての一体感も生まれます。

それが子どもにも必ず伝わると信じています。

そうした時間を夫婦で共有することで,育児に対するお互いの思いや考えにも触れることができます。

夫婦とはいえ,育児や子どもに対して,大切にしたいことが完全に一致しているとは限りません。

同じ時間を共有し,思いや考えに共感したり,しなかったりすることで,育児の方向性も定まってきます。

夫婦だからといって,全く同じにする必要はないと思いますが,お互いの思いを理解しておくことは大切です。

夫婦で育休をとることによって,一貫した家庭での教育につながります。

子どものためになる

夫婦が協力することで,夫婦の仲が深まります。

共に家庭を築くかけがえのないパートナーとなります。

それが子どもにどんな影響をもたらすか,考えなくても分かりますよね。

まず,第一に夫婦で協力して,お互いに「可処分時間」を確保することで,家事や育児に対するストレスが減り,充実した日々を送れるようになります。

夫婦で助け合わないと,お互いの時間も確保できないので,夫婦仲もよくなります。

お互いへの感謝の気持ちも生まれます。

自然と「ありがとう」という言葉を言うようになります当然その姿を子どもは見ます。

そうすることで,子どもにとっての「家」という場所が,自分の居場所となり,居心地の良い空間にもなります。

夫婦で,子育てについての方向性も定まっていきます。

定まることが良いことだとも限りませんが,夫婦であれこれ悩んで育児をしていくことは間違いなく子どもにとって良い影響をもたらします。

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まとめ

夫婦で家事・育児を分担することで可処分時間を確保すると,

家事や育児に対するストレスが減る

ストレスが少ない生活は,育児にも良い影響を与える。

夫婦で育児をすることで,同じ時間を共有できると,

育児に対する思いや考えを知ることができる。

育児に対する方向性が一貫する

夫婦仲がよくなると

子どもにとって家が安心できる場所になる

家族が好きな子どもになる

といったところでしょうか。

ぼく自身が,育休をとってよかったと思ったことの1つは,上の子と深く関わることができることです。第1子の子の時には,「育休」という選択肢は全くありませんでした。考えもしませんでした。

この子が今,2歳のイヤイヤ期を経て,(言い方は嫌いですが)いわゆる「魔の3歳児」と呼ばれる年齢になりました。

2歳のイヤイヤ期は大したことなかったので,びっくりしています。弟が生まれたことや幼稚園に通い始めたこと,父親が毎日家にいることなど,たくさんの環境の変化の影響もあるのでしょう。

もちろん,生まれたばかりの0歳の子どもとの関わりも大切ですが,上の子の大変な時期に育休を取得することができて,奥さんと悩みを共有することができて,本当によかったと思っています。

各家庭によってメリットも変わると思います。メリットがあれば,デメリットもあります。

たくさんのことを考えて,想定して,育休取得を検討してみてはいかがでしょうか。

最後に育休取得前に前提としておくべきことをまとめた記事を貼っておきます。参考にしてください。

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