実は「不安」いっぱいの育休でした。
夫婦の育休って…。
ぼくは,1年間(2023年4月~2024年3月)の育休を取得しています。
この記事での「育休」とは,夫婦ともに「育休中」であり,パパの育休期間がある程度,長期(半年以上)であることを前提に書いています。
例えば,パパだけ育休でママは仕事をしている場合やパパの育休が短期(3か月未満)である場合には当てはまらないこともありますので,お許しください。
今回は,育休に入るにあたっての「不安ランキング」があったとしたら,おそらく上位に入るであろう問題「奥さんとの関係」や「より良い過ごし方」について書いていきます。
育休中に仲悪くなったら嫌だよね~。
1.育児を極める!
とりあえず全部やってみる
その時点での赤ちゃんの月齢にもよりますが,主に…
- 授乳(ミルク)
- オムツかえ
- 沐浴(入浴)
- 散歩
- 寝かしつけ
以上ではないでしょうか。
母乳で育児をされている方は,ミルクの機会はあまりないかもしれませんが,その他はどれも大切なことです。ぼくの奥さんも出産後は,腰痛がひどく直後はまともに立って歩けませんでした。座り続けるのもしんどかったようです。
すべてのことに言えますが,「自分にはできない」などと思ってやらないでいると,一生できるようになりません。とにかくやってみることが大切です。
少しでも奥さんを休ませてあげて,精神的により良い状態を保つことが,家庭の平和にもつながる(語弊がありますかね…)し,何よりの育児だと考えます。
上の子の育児もできるように。
ぼくの場合,2人目の出産を機に育休を取ったので,マスト事項として上の子のお世話もかなり大きな役割となります。
奥さんが2人目を妊娠して,少しおなかが大きくなった時期に,上の子もいわゆる「赤ちゃん返り」をしていました。
ぼくの家庭でいうと…
- 朝食を作って食べさせる
- 幼稚園の準備
- トイレに行かせる
- 幼稚園への送迎
- 絵本を読む・一緒に遊ぶ・過ごす・学ぶ
- 夕食を作って食べさせる
- お風呂に入れる
- 歯磨きや着替え
- 寝かしつけ
すべてを1人ではできないので,奥さんと分担します。「できるときにできる方がやる」というのが,うちの基本的な考えなので,臨機応変に,柔軟に,一緒にやります。
そうするために,大切なのが,すべての育児を「できるようになる」ことです。うまくできないものもありますが,とりあえず,一通りやってみてできるようになっておくことが重要です。
ご飯作るのは苦手なので,たまにしかやりません。でも,どうしても奥さんがしんどいときはやります。
ママさんは,夜中に授乳したり,夜泣きに対応したりします。(もちろん,自分が夜中に起きて寝かしつけることもある。) なので,朝早くに起きる上の子の幼稚園の準備や送迎などはできなくてはいけません!
2.家事を極める!
すべての家事ができるように。
育児のところで書いたことと関連しますが,役割分担は大切ですが,自分はこれはやるけど,それはやらない,などはおすすめしません。とりあえず,すべての家事ができるようになっておくともの凄くスムーズです。
家事の中でも洗濯や掃除は好き。
料理や整理整頓とかは苦手。
料理とか片付け,整理整頓は得意!
みなさんの家庭はどうでしょう。「おれは絶対に料理はしない!」という旦那さんもいると思います。ぼくも苦手です。でも,どうしてもやらなくてはいけない時もあります。というか,自分がやったほうがいい時に直面します。そういったときにやっておけば,奥さんも喜ぶし,家庭がうまく回る気がします。
育休を機に,苦手な家事を最低限できるようにしておきましょう!
そうはいっても,基本的な役割分担は必要
すべての家事が最低限できるようになっておけば間違いないし,不測の事態にも対応できます。さらに,自分のやるべきことだったのに,やってくれていたら,感謝しかありません。
反対に,奥さんがやるべき家事を自分がやってしまえたら,必ず「ありがとう」を言ってもらえます。「ありがとう」は大事です。いくつになっても「ありがとう」はうれしいものです。
だからこそ,家事の基本的な役割分担は必要だと考えます。うちの家庭では,厳密に決めているわけではありません。なんとなく,できることをできる人がやるというスタイルでやっていたら,自然と役割分担が決まっていきました。
自分の家事をたまにやってもらえる喜び,奥さんの家事をたまにやる喜び,どちらも良いものですよ。
3.「1人の時間」を確保せよ!
奥さんにとっての「男の育休」
奥さんが旦那さんの育休を許容するということは,「育児を手伝ってくれる」「家事を1人でやらなくていいから助かる」「子どもの遊び相手になってくれる」「産後のしんどい時期をゆったり過ごせる」というような思いがあるはずです。
こういったことを叶えるのが,「男の育休」でもあります。もちろん,「育児を夫婦でする」→結果として「お互いの時間を確保できる」わけです。
家事・育児の分担を最大限に生かす!
上の子は,下の子の出産に合わせて,出産の半年ほど前に幼稚園に入園しました。なので朝8時半~14時半ごろまでは幼稚園に通っています。その間の時間をどう生かすか。
健全に生きるためには,とにかく精神の安定,心の平穏が不可欠です。親である我々の精神と心の余裕こそが育児にも良い影響を与えると考えます。
大人になった今,結婚した今,子どもがいる今,「自分の時間」を自由に使えるなんて夢みたいな話ですよね。もし,仕事もなく,毎日1時間でも「自分1人の時間」があったら,みなさんは何をしますか。
知識ないから勉強したい。
もっと本を読みたい。
もっと映画を見たい。
子どもの服つくりたい。
多肉植物育てたい。
ドラマもっと見たい。
本も読みたい。
4.「夫婦の時間」を大事にせよ!
「あの頃」のようにはいかなくても。
「夫婦の時間」ってなに?って言われそうですが,せっかくなので結婚前の頃を思い出して,ゆっくり過ごすのもありなのでは,ということです。
子どもが生まれた瞬間に,子どもを育てる責任や義務などが発生します。当たり前のことですが,「もう二度と子どもがいない自分」には戻れません。同様に,結婚した瞬間に,一家の主として生きていく覚悟が必要です。
下の子が生後3ヶ月あたりを過ぎれば,外にでることができます。奥さんと近くの公園に散歩してみたり,閑散とした平日のデパートに行ってみたり,平日でも年配の方が多いスーパーに買い物に行ってみたりしてはどうでしょうか。
先日,念願の「平日ランチ」が叶いました!育休中の奥さん同士やパートの方の仕事終わり,リタイアされた方の代表的な嗜みの一つである「平日ランチ」!!
ぼくのような平日勤務の労働者には一生縁がないものだと思っていましたが,ついに叶いました。奥さんと相談して,ぼくの育休中は月に1回「平日ランチ」をしようという話になりました。
子どもを寝かしつけたあとのゴールデンタイム
子どもの寝かしつけは,ぼくもやるし,奥さんもやります。上記の通り,2人ともすべての家事育児ができるのがベストです。日によりますが,上の子の寝かしつけはぼくがやることが多くて,下の子の寝かしつけは授乳のこともあり,奥さんがやることが多いです。これも分担で,どちらかが寝かしつけている間に家事をやると,その後の時間を有効に使えます。
子どもをなんとか20時半までには寝かしつけることを目標に,逆算して夕食や入浴の時間を過ごしています。みなさんのお子さんは何時に寝ていますか。20時台に寝ることを習慣付けると,本当にいろいろなことができます。
1 海外ドラマを一緒に見る
昔,流行った海外ドラマ「24」や「プリズンブレイク」を見ました。「ブレイキングバット」も おもしろかった!
2 夫婦別々のことをする。
例えば,同じ空間で,ぼくはブログを書き,奥さんはミシンをする。ぼくは本を読む,奥さんはドラマを見るといった感じです。
3 その日,1日の子どもの様子を話す
これが意外と必要で大切です。イヤイヤ期絶頂を迎えた上の子のことを話すことが多いです。それと,お互いの予定を把握しておくことで,自由な時間の使い方を計画できるので,スケジュール管理は必須です。
5.「家族の時間」を謳歌せよ!
お金のある限り「旅行」をしよう
育休を取得するメリットはたくさんありますが,メリットの中でもこのことはかなり大きいと思います。平日に旅行ができることです。もちろん,休日でないとやっていなお店やイベントなどはありますが,旅行先や観光地で人混みの中を…というストレスは回避できます。
高速道路の料金が高いことはデメリットですが,下道をゆっくりゆったり通ることも仕事をしていないからこそできることです。1人目の妊娠発覚のタイミングで,新婚旅行に行けなかったこともあり,今年はたくさん家族で旅行をしようと計画しています。育休に入って3ヶ月ですが,すでに3回旅行にいきました。まだまだ行きます,お金のある限り。
それと,まだ実現できていませんが,自分たちの親とも一緒に旅行にいくことも考えています。今だからできる親孝行となればいいですよね。
今しかないこの瞬間を共有できる幸せ
今回,悩みに悩んで育休をとってよかったと思える1番の理由は,まさにこれです。今のところ1番大変な上の子の「魔の3歳児期」を奥さんと共有できていることです。
おそらく,仕事をしていた時の朝の1時間,仕事から夕方帰ってきてからの3時間程度の関わりでは,この大変さは,到底理解できなかったことでしょう。
もちろん,下の子との関わりもそうです。初めて笑った瞬間,初めて寝返りをした瞬間,小さな歯が生えた瞬間,ハイハイをした瞬間,つかまり立ちをした瞬間,その瞬間を家族みんなで共有できたこともかけがえのない時間です。
そして,そういったことをブログという形で残しておけることも仕事をしていたら到底無理です。育休だからこそ,味わえた感動,共有できる家族,奥さんと喜びを伝え合えること,最高です。
育休を取得しようか悩まれているすべてのパパへ,育休は家族の絆を深めてくれます。生活に潤いを与えてくれます。今しかない時をどう過ごすのか,奥さんや家族と過ごすことで新しい何かを得られるかもしれません。
6.「ありがとう」を大切に。
とにかく,「ありがとう」です。奥さんに対しても,子どもに対しても,やってくれたこと,やってもらったこと,すべてに対して「ありがとう」です。
どれだけ「ありがとう」を言えたか,どれだけ「ありがとう」と言ってもらえたか,つまり,どれだけ家庭内で「ありがとう」が溢れたか,飛び交ったか,湧き出たか,それが奥さんとの良好な関係にもつながるし,より良い家庭の構築にもつながると信じています。
コメント