育休って、「とりあえず申請すればいいんでしょ?」と思っていませんか?
実は、育休生活をスムーズに、そして充実したものにするためには、「育休前」の準備がとても大切です。ぼく自身、2度目の育休に入って改めて実感しています。準備不足だと、想像以上にバタバタしてしまうし、後悔も残ります。
そこで今回は、これから育休を取るパパ・ママに向けて、「育休前にやっておいて本当によかった!」と思える5つの準備をご紹介します。
1. 会社・職場とのすり合わせは早めに丁寧に
まずは、育休を取るうえでの大前提。職場とのコミュニケーションです。
- いつからいつまで育休を取りたいか
- 書類の提出方法や締切は?
- 連絡はどのタイミング・手段で取るか
- 復帰後の配属や働き方のイメージ
など、具体的に話しておくことで、「モヤモヤ」や「誤解」を防げます。
特に公務員の方は、育児休業に関する内規や共済組合の制度も確認しておくと安心です。
2. お金の準備は「タイムラグ」に注意
育休中は、「育児休業給付金」や「出産手当金」などが支給される場合がありますが、振り込みまで時間がかかるケースも多いです。ぼくも、実際に1〜2か月は無収入状態でした。
そのためにやっておきたいのが、
- 給付金の支給タイミングの確認
- 貯金の取り崩し計画
- 固定費の見直し(通信費、保険、サブスクなど)
「お金の不安がないだけで、心にかなり余裕ができる」——これ、本当に大事です。
3. パートナーとの話し合いは“すり合わせ”がカギ
育休は「自分だけ」のことではありません。夫婦で育休をどう過ごすかを話し合っておくことで、お互いのストレスをかなり減らすことができます。
たとえば、
- 家事や育児の分担(お風呂はどっち?寝かしつけは?)
- 自分の時間の確保(運動・趣味・勉強など)
- 祖父母の協力体制や緊急時の対応
「言わなくても伝わる」なんてことは、まずありません。
だからこそ、事前に“ちゃんと”言葉にしてすり合わせておきましょう。
4. 育児の基本スキルは身につけておこう
正直、ぼくは1人目のとき、オムツ替えもおっかなびっくりでした。でも、やっぱり最低限の知識と経験は事前に身につけておくと安心です。
- 沐浴のやり方
- ミルクや授乳に関する知識
- 寝かしつけの工夫
- 子どもの月齢ごとの発達の目安
YouTubeや自治体のパパ向け講座など、無料で学べる機会も増えています。
「自分は育児に関わるぞ」という意思表示としても、有効です。
5. 育休の「目的」を考えておくと充実感が変わる
育休中って、子どものお世話だけでも忙しいのに、意外と「何してたっけ?」と思ってしまう日もあります。
だからこそ、育休に入る前に**「自分にとっての育休の目的」**を一度考えてみてください。
- 子どもとの関係を深めたい
- 家事育児スキルを上げたい
- 資格や勉強にチャレンジしたい
- ブログや副業を始めてみたい
大事なのは、「目標を立てたからといって達成しなきゃいけないわけじゃない」ということ。
あくまで、“自分にとって意味のある育休”をつくるヒントにすぎません。
おわりに
育休は、準備をしておくかどうかで、全く違う時間になります。
「なんとなく育休に入る」と、「自分の意思で育休をデザインする」では、心の余裕も、家族との関係も、仕事への復帰後の姿勢も、すべてが変わってきます。
これから育休を迎えるあなたにとって、この5つの準備が少しでも参考になればうれしいです。
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