ぼくは,1年間(2023年4月~2024年3月)の育休を取得しています。
3歳と0歳の子どもがいます。
このブログの目的は,「男の育休は必要か」を実証してみることと
その結果として「男の育休取得率の向上」につながることです。
ぼくの育休に対する考え方や実際の過ごし方,育休に関する制度を発信しています。
このブログをきっかけに,「育休を取得したい」「育休を取ることで人生が豊かになる」ということが伝わればいいなと思っています。
1.男性育休の必要性
旦那に育休とってもらっても,どうせ何もしてくれないし…
育休とっても,ずっと家にいるのなんて考えられないな
男の育休って最近よく聞くけど,ずっと家にいて何してるのかねぇ
「男の育休」と聞くと,どんな印象をもたれますか。
上記のようにまだまだ「男の人が育休を取る」ことについて,当事者のパパさんやママさんはもちろんのこと,世間的にも否定的な見方をする人が多いと思います。
このような見方をする理由は様々だと思います。
職場の人からすると,同僚が休まれたら困る
奥さんからしても,家事も育児もしてくれないのではないか,と期待がもてない
また,一定期間,夫婦で家にいるなんて考えられない
金銭的な面で,生活が苦しくなる,また,夫婦で休んでおいて給付金がでるなんて!
実際に,育休って何のための休みなのかって考えると,当たり前ですが,
「育児をするために休む」
では,なぜ男性の育休が必要なのか?
積極的に子育てをしたいという男性の希望を実現するとともに、パートナーである女性側に偏りがちな育児や家事の負担を夫婦で分かち合うことで、女性の出産意欲や継続就業の促進、企業全体の働き方改革にもつながります。
引用元:厚生労働省「イクメンプロジェクト」
要するに…男女の「仕事と育児の両立」を支援するためです。
ということは,男も育休をとったら,男女ともに仕事や育児が両立できることを証明できなければなりません。
つまり…
育休中に家事と育児をマスターしなければ!
2.「今日やったことだけが明日になる」
夫婦での仕事と育児を両立するために推奨されている育休ですが,育休に入ると,当然ですが,育児に注力せねばなりません。育児に注力するためにも,家事ができていなければなりません。
何事にも言えることですが,できなかったことがある日突然,急にできるようにはなりません。
毎日の積み重ねが大切です。
【今日やったことだけが明日になる】とは,
三菱UFJ銀行のCM内で発した大谷翔平選手の言葉です。
今日,家事をしない人間が明日できるようになるわけありません。
今日,育児に関わらなかった人間が明日どの面下げて父親を名乗るのか。
3.育休中の一日の過ごし方
当たり前のことですが,「今日はがんばったなぁ」という日もあれば,「今日はだめだったなぁ」と反省する日もあります。
そもそもがんばらなかった日もたくさんあります。
全く同じ日などありませんから。
そういったことを踏まえて,これからぼくの育休中の1日の過ごし方について書いていきます。
起床~登園まで
7:00 起床 前日に乾燥までしておいた洗濯機の中から洗濯物を片づけます。
食器乾燥機にある食器を片づけます。
3歳の子に起こされることもあれば,起こすこともあります。
まず,トイレに連れていき,幼稚園の服に着替え,朝食の準備をします。
7:30 朝食中か終わるころに,奥さんと0歳の子が起きてきます。
奥さんは夜中に授乳してくれています。たまに,ぼくも起きて寝かしつけをします。
8:00 0歳の子の離乳食を準備したり,3歳の子の遊びに付き合ったりします。
奥さんと分担してやります。
8:30 3歳の子の歯磨きやカバンの準備,ゴミ捨てなどをして,登園します。
0歳の子をベビーカーに乗せて,3歳の子を連れて歩いて行くこともあります。
その間に,奥さんが部屋の片づけや掃除,その日の準備などをします。
登園~昼食まで
9:00 3歳の子を送っていき,0歳の子と一緒に帰宅します。水やりをします。
9:30 ここから昼食までの時間(2時間半),奥さんと交代で自分の時間をつくることが多いです。
もちろん一緒に行動することもあります。
自分の時間でやることの例
自己投資:資格の勉強(FP3級取得後はITパスポートの勉強)
読書 趣味の本を読むことよりも,育児や子育て,家計に関わる本を読む
ブログを書いたり,育休について調べたりする
自分の中では,かなりの時間を勉強に費やしているつもりではありますが,野球(特にメジャーリーグ【MLB】)が好きなので,その中継を流しながら,勉強したり読書したりすることもあります。
奥さんと相談して,1日の動きを決めているのですが,資格取得の勉強中は,カフェや図書館で勉強することもあります。
12:00 昼食の準備 奥さんのほうが作る割合は多いですが,なるべくしようと心がけています。
離乳食の準備をすることもあります。
12:30 昼食をとりながら,0歳の子に離乳食を食べさせます。
最近はようやく食べるようになってくれましたが,全然食べてくれませんでした。
離乳食を食べさせ,ぐちゃぐちゃになった机やいす,子どもの身なりを洗う時間を含めると
トータル1時間を超えます。これも育休にはいったからこそ苦労を体感できました。
お迎え~夕食
そうこうしていると,3歳の子のお迎えの時間がやってきます。
14:00 0歳の子の離乳食が片付けまですべて終わり,食器洗いまで含めるともうこの時間
14:30 もうお迎えの時間です。あっという間です。奥さんと分担しています。
みんなで迎えにいくこともあります。
車で迎えに行き,大きな公園やお店によって帰ることもあります。
歩いて迎えに行き,近くの小さな公園によることもあれば,すぐに家に帰ることもあります。
15:30 ぼくが迎えに行かないときは,この時間から夕食の準備を始めます。
それまでの時間で再び勉強したり,洗濯物を片づけたりします。
ぼくが迎えに行くときは,遊んで帰るので子どもと過ごしていることになります。
17:00 この時間まで家で遊びます。早ければ夕食です。
ぼくが夕食をつくるときは奥さんが離乳食の準備をしてくれます。役割分担です。
夕食を作る頻度も自分なりには,増やしているつもりですが,奥さんのほうが多いです。
入浴~就寝(子ども)
18:00 お風呂 夕食後にお風呂に入ります。ぼくが子ども2人をお風呂にいれるか
0歳の子だけを入れるかといった感じです。奥さんが入浴後の子どもの世話をします。
19:00 入浴後に,遊びます。遊んで,歯磨きをして,トイレに行って寝室へ。
19:30 遅くともこの時間までには寝室へ行くことを心がけています。
幼稚園は14:30に終わるので,幼稚園でのお昼寝の時間はありません。
寝かしつけは,ぼくが行うことが多いです。奥さんと2人ですることも多いです。
3歳の子は,なんとか絵本を3冊くらい読み,電気を暗くして耳の穴をほじほじすると,
寝てくれます。
0歳の子は,おなかが満たされていて眠くなってくると,だっこで寝てくれます。
※早い時は,16:00くらいから眠そうにしています。ただ,16時とか17時に寝てしまうと,お風呂に入らずに,夕食を食べずに寝てしまうことになり,無理やり起こそうもなら最悪です。地獄絵図です。大暴れです。なので,やむなくこういった生活にしています。
ただ,19時台に寝て朝7時ごろまで寝ると,睡眠時間が10時間確保されていることになるし,朝はすっきり起きてくれることが多いです。まれに朝機嫌が悪いこともありますが,基本的には良いです。深夜起きることもありますが,前ほどは減りました。
夫婦の時間・自分の時間
20:00 ほぼこの時間には確実に子どもは寝ます。ここからが自分たちの時間です。
片付けや掃除などの家事をします。
21:00 奥さんと海外ドラマを見ることが多いです。
奥さんがお菓子やおつまみと炭酸の飲み物を用意してくれるおかげで,太りました!
だいたい2話くらい見たら,寝るor自分の時間です。
23:00 ブログを書くか,読書をするか,勉強をします。
奥さんは,子どもの服をつくるか,読書をするか,ドラマを見ます。
00:30 就寝 もっと早く寝たほうがいいですよね。
4.育休3ヶ月を経て
育休に入り,もう3ヶ月が経ちました。日にちにすると,100日を超えました。100連休なんて聞いたこともないし,他人事ならふざけるな!と言いたくなります。
残り250連休ほどになりました。他人事ならふざけるな!と言いたいです。
育休に入る前から,自分の中では,仕事をしているわりには,育児も家事もやっている方だと自負していました。
しかし,実際に毎日家にいて,育児や家事が本業になると,また違いますね。語弊がある言い方かもしれませんが,もちろん,いやだからといって,仕事に逃げられるわけでもありません。
今回の記事を読んだ方がどう思われたか分かりませんが,男が育休を取得すると,男の育児や家事をする力が高まります。そのことによって,奥さんも自分の時間が確保できるようになります。子どもにとっても,規則正しい生活ができ,両親と関わることのできるかけがえのない時間を過ごすことができます。
育休を取得しようか悩まれているパパさんたちへ,育休を取得して,より良い生活をしていきましょう!
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