「そろそろ、何か習い事をさせたほうがいいのかな…?」
そんなふうに悩む親は多い。もちろん、私もそのひとりだった。
でも、育休をとって子どもと一緒に過ごすうちに、気づいたことがある。
いま一番、子どもにとって大切なのは“何かを習うこと”じゃない。
「パパと一緒にいること」そのものが、最高の学びになっているということだ。
スイミングより、市営プールで親子の時間を
スイミングスクールの月謝は、だいたい5,000〜10,000円。
でも、市営プールなら1回500円くらいで楽しめる。しかも、親子で一緒に入れば、遊びながら水に慣れることができる。
手取り足取り、パパが教える時間こそ、何よりの“レッスン”になる。
絵を描くより、絵日記を交換しよう
「造形教室に通わせたい」――そんな気持ちになることもある。
でも、まずは身近なところから始めてみよう。
たとえば、幼稚園や保育園から帰ってきたあと、親子で絵日記を交換してみる。
子どもが描いた絵に、パパが絵や言葉で返す。それだけで、素敵なコミュニケーションになる。
お菓子の空き箱やペットボトルなどで工作しても楽しめる。
運動系の習い事より、公園で思いっきり!
走る、跳ぶ、転がる――運動って、本来は遊びの延長。
スポーツ教室の体験に行ってみるのもいい。でも、それで満足そうなら、それを“きっかけ”にして、公園や広場でたっぷり体を動かそう。
自由に、のびのびと、パパと一緒に。
歌う、弾く、折る――おうちが最高の教室
歌をうたう。ピアノを弾く。折り紙を折る。あやとりをする。
おうちの中にも、“学びの種”はたくさんある。大切なのは、子どもの「やってみたい!」を、パパが一緒にやってみること。
「できたね!」って一緒に喜ぶことが、何よりのモチベーションになる。
育休の終わりに、子どもの「好き」を見極める
育休が終わるころ、思い返してみよう。
子どもがいちばん夢中になっていたのは、どんな遊びだったか?
どんなときに、目が輝いていたか?
その答えが見つかったら、そこから初めて、本格的な習い事を検討すればいい。
育休パパこそ、最高の「習い事」になれる
育休中の時間は、人生でもっとも「濃い親子時間」だと思う。
お金をかけて何かを習わせるのもいいけれど、まずは自分が「子どもの先生」になるつもりで関わってみよう。
パパの存在そのものが、きっと子どもにとって“世界で一番面白くて、ためになる習い事”になるから。