奥さんが、ひとりで実家に帰った。
今日から5日間、ぼくは2人の子どもと暮らす。
5歳の娘と、2歳の息子と、3人で。
妻は1人で実家へ。
もちろん、ぼくと子どもたちを残して。
「たまには、1人で実家に帰って、ゆっくりしてきたら?」
そう言えた理由が、ぼくには2つあった。
育休パパとしての挑戦。そして、感謝。
1つは、この育休中に“育児の主担当”を経験したかったから。
オムツ、寝かしつけ、食事、お風呂、登園、遊び、絵本──全部。
もう1つは、
この5年間、ほぼ休みなく子どもたちと向き合い続けてくれた妻に、
ほんとうの意味での“ひとり時間”を味わってほしかったから。
きっと不安もあるはずなのに、妻は子どもたちを信じて、ぼくを信じて、出かけてくれた。
見送ったのはぼくだけだったけれど、そのときの妻の少し寂しそうな笑顔が忘れられない。
育休16日目の1日。
朝、子どもたちを幼稚園へ。
いつもは妻と2人でやっていた登園準備を、今日は1人で。
息子はやっぱりグズグズして、途中からずっと抱っこ。
園に着いたら泣いてしまったけれど、それでも行ってくれた。
頑張った。ぼくも、息子も。
妻はママさんバレーとランチという予定だったので、
ぼくはそのままカフェで読書やブログタイム。
(平日の昼にカフェって、なんだか背徳感あるけど悪くない)
14時過ぎに帰宅。
夕食の準備をすませ、幼稚園へお迎え。
そのまま子どもたちと公園へ。
滑り台、砂場、ブランコ。
時間がゆっくり流れていた。
16時に帰って、お風呂、そして夕食。
17時半には下の子が眠くなって、
19時半には2人とも寝かしつけ完了。
子どもたちの言葉、妻の笑顔
長女は、妻からの置き手紙をうれしそうに音読していた。
「ま…ままは、きょ…う…から、じっかに……いくよ」
ひらがなを読みながら、目を輝かせていた。
息子は、いつもは「ママじゃないと寝ない」子。
でも今日は、ぼくの抱っこで19時13分、すやすやと眠りについた。
絵本も、6冊読んだ。
今日という1日。そして、続く日々へ
妻からはラインが届いた。
「コストコ行ってきた〜!たくさん買ってもらっちゃった笑」
うれしそうな写真もついていた。
本当に、行ってよかった。
今日は、とても良い日になった。
4月16日。育休16日目。
3人目が生まれるまで、あと50日。
ぼくたちの「パパと子ども2人の5日間」は、まだ始まったばかり。
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