【1年間の男の育休】11か月の育休を終えて。残り1か月を控えて。【最も幸せな1年間】

育休ライフ
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育休を取得して11か月が経った。いよいよ残すところ1か月となった。率直にいうと,本当にあっという間だった。長かったわけでも遅かったわけでもなく,ただただ早かった。過ぎてしまえば,ほとんどのことがあっという間に感じられるかもしれない。1年の育休ライフも例外ではなかった。

早く感じたことと充実度が比例するかどうかはよく分からないが,本当に充実した日々だった。人生で最も幸せな1年間だと断言できる。34年の人生を遠くから眺めたに過ぎないが,大変だった年,つらかった年,頑張った年,いろいろあるなと感じる。後の成長につながったと思えば,どんな年も素晴らしかったと言える(そう言うことでしか肯定できない年もある)。

最もよかった年,最もやりがいに満ちた年,最も大きな壁を乗り越えた年,視点を変えて眺めてみると,他の年が該当するが,【最も幸せ】という基準では,この2023年度(2023.4.1~2024.3.31)の1年間になるだろう。

それは単純に家族と最も多くの時間を過ごした年だからだ。子どもが子どもであるその瞬間を共有できたからだ。家族・子ども・自分・子育て・育児といったことを第一に考えることができたからだ。心も時間も身体もすべて,家族に充てることができたからだ。

自分の中では,この2月までの11か月間が育休だと思っていた。育休のみのことを考えられる期間とうい意味だ。3月になると,復帰のことを考えなくてはいけなくなる。無意識的に心の準備をしなくてはいけなくなる。3月中旬になると,心以外の準備もしなくてはいけなくなる。

だからこそ,育休中の個人内目標である【ブログ100記事】を2月中に達成しておきたかったのだ。このブログで106記事目となる。目標を達成すると,達成感や安堵感を得られると同時に虚無感にも見舞われる。「これまでやってきたことに意味があったのか」「やることがなくなってしまって何をしていいのか分からない」といった具合に。

ぼくは逆に楽しみだった。家事や育児が大前提で最優先である育休生活において,それ以外に最も費やしたのはブログと読書だった。ブログ100記事を達成したら,自分はどんな気持ちになるだろう。どんなことを思うだろう。次に何をしたいと思うだろう。その時になってみないと分からない。だから楽しみだった。

100記事達成して気づいたが,このブログのフォーマットが自分には合っていないと分かった。人に読んでもらうために,画像や吹き出しを用いたり,データや情報を収集してリンクを貼ったりすることは向いていなかった。ただ,書くこと自体は好きなのだと再認識することもできた。

だから,ちがった形で書き続けたいとは思った。それが自分の気持ちや感情,思考を表現するための最も得意な方法だから。人に話すこと,語ることよりも,書くことが自分にとって一番自分の気持ちを伝えられる方法なのだ。それを再認識することはできた。

11月くらいからブログの更新頻度をあげた。11~2月までの4か月間で70記事以上も書いた。大して読まれることのないブログだが,きっとこのブログを一番楽しみに読むのは,未来のぼくだろう。「こんなことをしていたな」と思うときがくる。その日のために書いたのかもしれない。

そういったわけで,このブログの更新頻度はかなり下がると思う。3月は10記事も書かないだろう。読んだ本をまとめる時には書くかもしれない。

更新していないと掲載順位がさがるらしいからだ。そんなものどうでもいいと思いつつも,少しでも多くの人に読んでもらいたいとも思う自分が恥ずかしい。当初の目的は,少しでも男性育休の取得率があがってほしいという気持ちだったからだ。

育休がいかにすばらしいものか。育休を取得することでどんなに幸せになれるか。自分や奥さん,子ども,家族のことを最優先にできる貴重な時間だ。「時間」の概念が変わるといってもいいかもしれない。夫婦仲もよくなった。家庭生活もよくなった。

それはこれまで十分にこのブログで伝えてきたことだ。3月は総まとめとしてそういった記事を少しくらいは書きたいと思っている。

育休中,他人と話す機会がかなり減ってしまったぼくにとって,このブログというアウトプットの場は本当にありがたいものだった。感謝する。このブログに。このブログを書いた自分に。

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